日本医療研究開発機構「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)」公募採択に関するお知らせ
青森大学 青森ねぶた健康研究所(青森市、以下「当研究所」)は、現在開発中のワクチンアジュバント「ARNAX(アルナックス)」の感染症ワクチンへの適用を目指しています。この度、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下「AMED」)が実施する、令和5年度「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業(一般公募)」の「ワクチン開発に資する新規モダリティの研究開発」へ採択されましたのでお知らせいたします。
当研究所は採択課題である「Th1アジュバント・ARNAXを用いたインフルエンザ成分ワクチンの開発研究」において非炎症性アジュバントを開発し、成分ワクチンを補完する方法の確立を目指して研究を進めています。私たちの安全性の高いアジュバントにより、今後発生し得る様々な感染症にも、汎用性の高いワクチンを開発したいと考えております。
<SCARDA・本事業の概要>
SCARDA(先進的研究開発戦略センター)は、新型コロナウイルスによるパンデミックを契機に閣議決定された「ワクチン開発・生産体制強化戦略」に基づき、今後脅威となりうる感染症に対応できるよう、ワクチン開発を先導する仕組みとして2022年AMED内に組織されました。
本事業では、今後のパンデミックに備える観点から、国が定める重点感染症に対して、感染症有事にいち早く、安全で有効な、国際的に貢献できるワクチンを国内外に届けることを目標としており、(1)感染症ワクチンの開発、(2)ワクチン開発に資する新規モダリティの研究開発を実施します。また、感染症有事には、発生前のファンディングを通じて得られた最新の知見・技術や、エビデンスを集積し、迅速・機動的に早期実用化を目指すこととしています。
【本件に関するお問合せ先】 学校法人青森山田学園 青森大学 青森ねぶた健康研究所 Tel: 017-718-2538 Mail:yamazaki”AT”aomori-u.ac.jp ※Emailは上記アドレス”AT”の部分を@に変えてください |