瀬谷 司

【AMED 事業】

(1) SCARDA ワクチン・新規モダリティ研究開発事業、R5~R6

「Th1アジュバント・ARNAXを用いたインフルエンザ成分ワクチンの開発研究」、代表者、79,000千円

 副反応のないT細胞誘導型の非炎症性アジュバント(ARNAX) をインフルエンザH1N1ワクチンの開発に適用し、C57BL6マウスで既存のアジュバントと比較して細胞障害性T細胞(CTL)の競争優位性を示すことと、接種部位の炎症などの副反応を軽減しうる投与方法を確立することを目指す。ARNAXは抗原提示樹状細胞(CD141+ DC)標的性の世界初のアジュバントであり、汎用性が期待できる。他の抗原、例えばSARS-CoV-2 のS 蛋白抗原などを抗原例にとり、非炎症性アジュバントの優位性を検証する。将来のトランレーショナル研究を念頭に薬理学的基礎検討を開始する。